北海道・旅の記録(2000年)
2000年8月4日(金)〜14日(月)・本年第5回(通算第17回) | |
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◆ 2000年・第6回”恒例”夏期避暑旅行(七日目) ■ 8月10日(木)・第七日目 雄武〜仁宇布〜興部〜西興部〜愛別〜美瑛〜富良野 |
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天気:晴 今日は富良野まで移動するがオホーツク近辺をうろうろするので到着時間が心配である。このオホーツク〜富良野方面の移動は毎 年お馴染みと化しているのだが、途中の知られていない町や村にゆっくり立ち寄っていきたいと思うのだが、いつも思うだけである。 まずはトロッコに乗るため昨日来た道を仁宇布まで戻る。 |
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◆ 日の出岬で日の出遥拝 朝4時起床である。日の出をみるためとは言えご苦労なことである。とっかり君を放置 して、キャンプ場へ向かう。最短距離で向かうと途中森の中の遊歩道を歩くのだがこ れが薄暗い早朝の時間帯では若干恐い。^_^; 足早に進んでキャンプ場の芝生迄出 る。 キャンパーも早起き組は朝日を見るため海岸に向かっている。 あまり大きくない展望台に登って朝日を遥拝。 水平線上に雲が多く今一つの眺めで あるが、海面に朝日の帯が伸び、そこを小型の漁船が横切っていく眺めは早起きの かいがあったと思える光景であった。 ホテルに戻り朝風呂でゆっくりして今日一日が始まった。 【写真左:日の出岬から朝日遥拝】 |
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◆ トロッコ王国 かつて宗谷本線の美深からオホーツク海側の枝幸に向かって鉄道が建設されていた。その鉄道は途中の仁宇布まで開通し、線路 やトンネル、鉄橋などの工事も枝幸までほぼ完成していたが折おりからの国鉄不採算路線整理のなかで開通する見通しもなくなり、 開通部分の「国鉄美幸線」も「日本一の赤字ローカル線」として時より話題になるにとどまった。。 結局、国鉄美幸線は1985年9月16日に廃線となったが、最近(一昨年か)になって地元有志がその廃線の跡(約5Km)を利用して トロッコを運転しており、その方面で密かに人気を集めている。 乗る人間がトロッコのエンジンを自分で起動して線路上の走るのである が、エンジンの轟音や顔面にあたる虫等が鬱っとおしいものの、それにもまして線路上を風を切って快走するのがすこぶる壮快かつ愉 快である。道北のなにも無い山中であるが是非立ち寄っていただきたい隠れ名所である。 【 写真下左:「トロッコ」、 右:「王国」案内図 】 |
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◆ 松山湿原で九死に一生を得る 仁宇布から元来た道を昼食のため興部町迄もどる途中、松山湿原に立ち寄ってみた。舗装されているが熊の出そうな林道を行くと 終点が駐車場になっており、そこから徒歩2〜30で松山湿原である。駐車場には代議士の相沢英之・司葉子(女優)夫妻による「碑」 がありちょっと苦笑しつつ、駐車場の一画にある「入山届」に記入(この日は3人目くらいらしい)して歩き出す。とっかり君は嫌々後続 しているが無視して坂道を登る。しかしものの5分も行かないうちにスズメ蜂の威嚇攻撃を受け始めたところで、とっかり君一目散に逃 走を開始。自分も命が惜しいので前進を断念、追撃する蜂を振りきって車の中に退避したのであった。また次回来たいと思う。^_^; その後興部まで戻り、町内のレストラン「ミルクホール」に向かう。ここは地元の「ノースプレインファーム」の経営になるレストランで 自家製の素材をつかったハム、ソーセージ、ハンバーグ等が美味である。またここのソフトクリームは絶品であるので是非ご賞味され ることをお勧めする。街中から10分ほど行った国道沿いの店だが、昼時は非常に混雑するので多少時間をずらしたほうがよいだろう。 (詳細はこちらへ⇒GO!) ここ時点で13時半過ぎとなっておりそれなりに焦りだしたが、途中西興部村の氷のトンネルに立ち寄る。結果は下記の写真のような ありさまで、トンネル状の残雪をみることはできなかった。途中分岐点には「トンネルがまだ出来ている」旨の案内があったが残念なこ とである。数少ない地元の観光資源なのだからなんとかして欲しいと思う。それにしても熊が出そうというか実際気配の感じられるよう な場所であった。 【 写真下左:興部町のレストラン「ミルクホール」外観、 右:西興部村「氷のトンネル」崩壊図 翌年の様子はこちら⇒GO 】 |
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以後一気に富良野を目指すがやはり愛別を過ぎ、当麻、東川を過ぎ、美瑛近くになってくると交通量も増え渋滞もでてくる。道北 のだれもいないような道ばかり走ってきた身にはなかなか苦痛である。R237号の中富良野あたりで日没を迎え、フロントガラスの 正面に大きな夕陽が沈んでいった。19:00前、本日の宿泊先・新富良野プリンスホテルに到着した。 |
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今日のお宿: 新富良野プリンスホテル 昨年8月に続いての宿泊である。今回も10階・東側の眺望の良い部屋に当たってよかった。富良野から十勝連山の眺めが素晴ら しい東側の部屋でないと、ここに泊まる価値は半減してしまう。夕食は昨年同様バイキングで満腹となった。 |
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