北海道・旅の記録(2000年)

2000年8月4日(金)〜14日(月)・本年第5回(通算第17回)
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◆ 2000年・第6回”恒例”夏期避暑旅行(五日目)
 
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8月8日(火)・第五日目  礼文島・香深〜稚内(移動日)
  天気:曇りときどき雨

   今日は天気が悪化するようで、いまにも降り出しそうな気配である。とっかり君と相談のうえ礼文岳登頂は諦め、午後の最初の便で
  島を離れることとした(これを「島抜け」というらしい)。
   朝風呂と朝食の後、昨晩の騒ぎについて再度お詫びをし、注文したおにぎりをいただいて宿を出た。(とっかり君大恐縮
   まずは香深方面に南下して、今後のために礼文岳登山口を確認しその近くの郵便局で旅行貯金をする。
   とっかり君はまだウニ丼を食べ足りないとみえて、4度目のウニ丼のために元地に向かう。ここの佐藤売店のウニ丼が安くて新鮮な
  ので相当のお気に入りなようだ。最後のウニ丼を堪能した後、フェリーターミナルに向かう。香深の街中の電気屋を回って携帯電話の
  電池を探すが、携帯ショップがあるでなし購入に至らず、稚内で探すこととした。
         
  ◆ 稚内へ
 
 
 行きと同様にとかっり君の希望により1等座敷に収まった。今日は他に2名の乗客がい
 るが、全然余裕で畳みによこたわる。天気も良くないので少し波があるようでうっかりする
 と酔う可能性があるので自分もあまり動きまわらないようにするつもりだ。
  宿で作ってもらったおにぎりを食べようとすると、とっかり君が物欲しそうな目でこっちを見
 るので、半分恵んであげた。焼いた鰊をほぐしたものがまぶしてあるおにぎりで美味しくい
 ただくことができた。あとは稚内まで2時間寝るだけである。それにしても乗客が少ないの
 は気になるところである。元来乗り物類は「空いている」に越したことは無いのだが、8月
 のこの時期に旅行者が少ないというのは、礼文島ファンとしては残念な心持である。
  爆睡状態のとっかり君を横目に私も寝ているうちに稚内港は目の前であった。
  1500に定刻どおり稚内フェリーターミナルに到着し、目の前にある今日の宿「稚内全日
 空ホテル」にチェックインした。お疲れ様であった。(^^)
   ◆ 稚内市内徘徊
  
    まず携帯電話の電池を購入するべく、ドコモショップに向かう。とある運送会社の事務所の一部がショップになっている(というより
   ほとんど一体化している)店を訪れ来意を告げると、「ものが無い」とのことである。 旭川まで駄目かと思いつつ思案していると親切
   な店員さんが中古で良ければ差し上げますとの嬉しい一言!。 早速図々しくも2個頂戴して、お礼を言いながら店を出る。
   さすが北海道の人は親切だとの感を新たにしつつホテルに戻るが、これからすることもなく暇なので急遽対策会議を路上で行い、
   「稚内温泉童夢」に行くこととし、ホテルで支度をしてバス乗場に急ぐ。往復のバス券と入湯料がセットになった切符を買ってバスに
   乗りこみ、約25分程で温泉に到着する。「童夢」の詳細についてはこちらを参照⇒GO
    ここは「童夢」がオープンする前の市営の温泉施設だった頃に来たことがあったが、えらい変わりようで驚く。道内各地にある立派
   な公共温泉施設の代表のような施設である。地元客、旅行者、ライダー等でとても賑わっている。特段風情があるわけでもない風呂
   につかって30分後くらいにバスで稚内駅前まで戻る。ホテルに帰って、夕食まで暫時休息とした。
   
   ◆ 稚内駅探訪
 
    とくに印象に残らないホテルの食事を済ませた後、とっかり君の要望で町へ出てみる。去年も同じホテル(合計4回くらい泊まって
   いる)に泊まった時、食後にラーメンと餃子を食べにいって大失敗した思い出があるので「ものは食わんぞ」といいながら同行したが
   結局、ホテル近くのなんでも有りの食堂で「塩ラーメン」を食べてしまった自分が情けない。(-_-;)
    いったんホテルに戻りうだうだした後、稚内駅まで再度1人で出撃し、夜行特急「利尻」の出発を見送る。これはここ数年稚内に泊
   まるたびの恒例行事なのである。(とっかり君は馬鹿馬鹿しいと言って不参加)
    夏の稚内駅はこれから夜行に乗る方々、駅寝を敢行せんとるするチャリダーの方々、その他目的不明の方々で賑わっているが、こ
   の日最終の「利尻」が出発すると、明朝の下り「利尻」到着までつかの間の眠りにつくのである。
    「最北の駅」を出る夜行列車の姿もまた趣深いものがあった。(去年までの急行時代のほうがもっと良かったが、、、)
   
  
  【写真左:稚内駅ホームの
               「利尻」札幌行き】


  【写真右:「利尻」に連結されている
              お座敷車両の風景】
   
   今日のお宿: 稚内全日空ホテル(詳細はこちらへ⇒GO

    稚内駅、フェリーターミナルともに至近の距離にある最北のシティホテル。なんで稚内にあるの?という感じの立派なホテルである。
   以前初めて稚内に宿泊した時、どうみてもビジネスホテル以下にしか見えないホテルで高い料金を取られたので、それ以後はこの
   ホテルにだけとまっている。夏のシーズンは1泊2食付の料金設定しかされず、しかも予約がとりづらいのが遺憾である。ここだけは
   かなり早めに押さえるようにしている。夕食は「和食」「洋食(フランス料理風)」「鉄板焼き」から選ぶようになっているが、1番人気は
   鉄板焼きである。朝食はフェリーの始発便に乗るお客も多いので5時半から取ることができる。
    稚内にお泊りの際はお薦めできるホテルである(が、夏場は異常に高いのが困りものである)

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