北海道・旅の記録(2000年)

2000年8月4日(金)〜14日(月)・本年第5回(通算第17回)
8月4日6日7日8日9日10日11日12日13日14日 【北の旅行記トップへ】

◆ 2000年・第6回”恒例”夏期避暑旅行(二日目)
 
 ■ 
8月5日(土)・第二日目  白金温泉〜旭川〜豊富〜幌延〜音威子府〜枝幸
  天気:曇り(霧中)・道北方面は晴間あり

   白金温泉は朝から天気不良で一面の霧模様である。今日はわたしだけ先発し道北バスで美瑛に向いJR富良野線で旭川に移動、
  さらに宗谷本線の特急で豊富まで進み、またバスで天塩町に出来た町営温泉「夕映え」まで行きそこで湯浴みをしながらとっかり君
  と合流し、その後日本海側からオホーツク海側まで横断するというプランであったが、実際は、、、、、、、。
   白金温泉7:37のバスは登山姿の老夫婦と地元の伯母さん、私の4名を乗せて出発。途中追々乗客を増やしながら、8:08に美瑛
  に到着した。美瑛のバス停は駅前には無いので注意を要する。駅内にはチャリダーの学生さん一行や何処かで野宿でもしたらしい方
  を含む旅行者の面々でなかなか賑やかである。次の列車は8:55発なのでそれまで附近をぶらぶらするか、、。次回は美瑛でゆっくり
  散策を楽しみたいものである。チャリダー一行はコインランドリーを捜して街中のほうの向ったが昨晩は何処に寝たのだ彼らは、、?
         

【写真上:美瑛駅舎正面】
  ◆ 道北へ列車の旅
 
 
 夏の旅では列車に乗ることが少ないため今回はとかっり君とは一部別行動で列車移動
 を入れてみたのである。待つこと暫し、やってきた列車は2両編成でとても混雑している。
  富良野線は乗客数のわりに車両数が少なくいつも混雑しているので評判が悪いが「せ
 めて夏の旅行シーズンくらいは増結したらどうなのか」と言いたい。立ったまま約30分で
 旭川に到着、9:56発の宗谷本線・特急「スーパー宗谷1号:稚内行」に乗換えて北上する。
  新型特急の高速運転も名寄までで、そこから先は以前と変わらぬ速度で天塩川の流れ
 に沿ってすすむ。名寄を過ぎたあたりから晴れ間も見え始める。12:49に豊富に到着。
  石油臭い湯で知られる道内最北の温泉街がある町だが駅前に人気は無い。天塩方面行
 きのバスを待っていると、とっかり君より携帯に電話が入る。曰く「とても予定通りには天塩
 に行けない!」
とのことである。「たわけ者」と一喝するが仕方が無いので、とっかり君に近
 づくかたちで、元来たルートを「音威子府」まで引返すこととなった。あーあ。
  次の上り特急で音威子府まで引き返す
 のも芸が無いのでバスで幌延まで南下し
 そこから列車に乗ることとした。バスの時
 間まで豊富駅構内にある喫茶店で時間を
 潰しながら再放送中の連ドラ編「北の国か
 ら
」を見ていたが店の伯母さんに消されて
 しまった。(おいおい客に聞けよ!)

  【写真左:豊富駅を出る特急
       「スーパー宗谷1号・稚内行】

  【写真右:幌延駅に入る特急
           「サロベツ・札幌行き】
   ◆ 枝幸へ@
 
   私1人を乗せた沿岸バスの羽幌行バスは幌延駅前に14:07に到着。駅員約1名の駅構内の椅子に座って列車を待つ。非常に暑く
  且つ巨大な「アブ」が五月蝿い。居合わせた他のお客さんと共同して「アブ」を殲滅したが余計に暑くなった。ふと駅前を見るとこちらも
  人気がない。道北の暑い夏の薄暗い駅舎内に時間だけが流れていくといった感じである。 14:41発の特急に乗り込み、うとうとと
  するうちに15:44音威子府(おといねっぷ)駅到着。駅内の有名な立ち食い蕎麦屋(椅子2〜3脚、長机1本くらいはある)で名物の
  黒い蕎麦を食べた後、駅前に着いたとっかり君の車に乗りこむが既に時間は16:00である。途中寄りたいルートがあるので「督励」
  しながら前進する。(とっかり君は予定変更をいいことに音威子府町内の天塩川温泉に寄ったらしいが怪しからぬ事である)
  ◆ 枝幸へA
 
  音威子府からR275を北上して、小頓別 ・敏音知
 (ピンネシリ)に向い中頓別の手前で道道785号に入
 り通称「知駒峠」に進む。 中頓別町と幌延町の境界
 にあるこの峠からはオホーツク海に向う大パノラマを
 見ることができると聞いていたのだが、やや靄ってい
 て眺望はきかなかった。中頓別方向に戻り道道120
 号を南下し、歌登市街経由で枝幸町に到着したのは
 18:00前くらいであった。
  途中通過した中頓別には鍾乳洞(H13年公開復活)
 や温泉、歌登にも温泉があり見所の多いところなので
 改めての訪問を考えたいものである。

 【ルート図補注】
 ・豊富〜幌延 バス
 ・幌延〜音威子府 JR
 ・音威子府〜枝幸 レンタカー
 ※右図は実走ルートとは若干(相当)異なっている。 
   ◆ 枝幸にて
 
    今日のお宿は2年前この附近を通過した時に下見だけしたまま、ずっと気になっていた町営のお宿である。近年出た温泉もあり、
   枝幸名物の毛蟹もでるとあって期待感たかまる宿である。(宿の様子は下記参照)
    日が暮れると海霧が立ちこめて周囲は幻想的な雰囲気となってきた。さすがに夜の野外は相当涼しくなるが、館内は断熱剤の
   効果か日中に溜まった暑気がほとんど抜けずにいるためとても蒸し暑い。海側の部屋は外気を取り入れられるのでだいぶましなよう
   だが、山側の我々の部屋の扇風機を回しても非常に寝苦しく、ほとんど半徹夜状態で朝を迎えることとなった。(辛かった)
   
   
   今日のお宿: ホテルニュー枝幸・幸林

    枝幸市街から車で5〜10分くらい離れた国道沿いにある非常に立派な公共の宿である。背後はスキー場となっており、冬場は
   混雑とは無縁のスキーが楽しめるそうである。(浜頓別在住の知人談) 上記のように冷房は無いが設備は整っており快適に過ご
   すことができる。 温泉は公共の宿共通のスタイルで情緒は無いが空いているので(地元日帰り入浴客がいない時間帯)特に不満
   は無い。ここの売りは1泊2食付税込8900円の安さと、夕食についてくる毛蟹1人1パイである。夕食全体も豪華さはないが美味し
   く食べられる内容で満足できた。コストパフォーマンスの良い宿としてお薦めできる宿である。蛇足:風呂上りに買ったチョコサンデー
   が美味しかった。

HOME    北の旅行記トップへ   8月4日へ  8月6日へ