北海道・旅の記録(2001年)

2001年8月4日(土)〜13日(月)・本年第5回(通算第24回)
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■ 8月8日(水)・第五日目  興部〜名寄〜美深〜仁宇布〜興部〜雄武
 天気:朝方曇後日中晴れ(道北がその日の道内で最も暑かった日)
 
 満腹状態で早々に就寝(概ね23時前には寝てしまう毎日)してしまう日々が続いているせいか朝は非常に早く起きてしまう。宿の食事処
で「ご自由にお飲みください」という珈琲にご当地の「興部牛乳」を混ぜて自家製カフェオレを楽しみつつ新聞などを読む。このゆったりとした
時間が旅の醍醐味であろう。普段朝食はカットする私であるが今日は何故かご飯が非常に美味しく全部綺麗に食べてしまった。この宿は
朝食にも手抜きの無い宿である。(御馳走様:合掌!)今日は内陸分のポイントを巡ったあと海側を北上して雄武町をめざすこととする。





 ◆ 西興部で

 
朝食前宿の目の前の小高い丘の上にある風車を見物した。今年できたそうだが風車の直下
から見ると予想以上に大きいものである。風車は道内各地に建設されており、猿払や苫前で
はたくさんの風車が林立する様を目にすることができる。
 宿のご主人に再訪を約し、9時前に出発。 R239を進み、前日立ち寄った西興部村に戻り、新しくできた道の駅(ここは綺麗な花畑があるので今後人気化しそうであるが、如何せん立地がとてもマイナーである)でスタンプを押す。実は西興部のコイン洗車場で車の汚れ(特に虫が
激突した死骸や汚れ)を落とそうとしたのだが、またもハチの襲撃を受け断念した。(T_T)
 本来なら一気に名寄まで向かうところであるが、国道からダートを数キロ行ったところにある
「滝」を見学する。熊の出そうな趣深い場所であるが、事情があってここでは詳細を述べること
が憚られるため説明はご容赦願いたい。(西興部村の見学ポイントの一つではある)
 
 ◆ 名寄〜美深

 名寄では市内のデパートで若干の買物(平日だが結構賑わっていた)を済ませ、次の目的
地である、名寄近郊・智恵文のひまわり畑をめざす。 ここは4日に行った北竜町と並ぶメジャ
ーな「ひまわり」ポイントである。毎年場所が変わるので探索に苦労してやっと発見したが、何
とまだ2〜3分程度の開花でインパクトに欠けいている。翌週頃が見ごろだったようだ。
 売店などを冷かした後、その後の行動を検討して美深の道の駅に立ち寄って軽く昼食を摂る
こととした。
 美深は非常に暑い。28℃程度だが日差しを遮るものの無い屋外にいるとジリジリと肌が焼
かれる感じがする。ここの売店のコロッケがよく知られており、大勢のライダー・観光客が次々
と購入しては頬張っていた。 隣接施設には温泉・キャンプ場もあって、北海道キャンパーには
評価の高いキャンプ場であるようだ。 だがしかし、暑い、、、、、。(T_T)
 運転者氏、茹とうきび・コロッケ2個・菓子パン・立食蕎麦などを食べその「健啖家」ぶりを発
揮していた。

  【写真:上:興部「発電用風車」(提供・運転者氏)、下:智恵文の「ひまわり畑」】

 
 ◆ トロッコ王国再訪

  美深の道の駅で一服した後、今日の主たる目的地・仁宇布に向かう。以前美深〜仁宇布間には国鉄美幸線という超ローカル線があり
 「日本一の赤字ローカル線」として知られていた。村長が銀座でその「日本一」を逆手にとって観光PRをしたこともあるので、ご存知の方
 も多いであろう。 国鉄美幸線は1985年9月16日に廃線となったが、最近(一昨年か)になって地元有志がその線路跡を利用してトロッ
 コを運転しており密かに人気を集めている。実は昨年の夏に体験しているのだが、あまりの面白さに今年も来てしまったのである。(^_^)
 



【写真上は、トロッコ王国入国受付所】

この左側が旧仁宇布駅構内である。
なお、右側にWCがあるがこれがバイオ
トイレで悪臭が一切無い優れ物であった。
 
 ◆ トロッコ王国
 
 美深から道道49号美深雄武線を走ること30分で仁宇布に到着。正直言って附近には何も
ない処である。かつての駅前に喫茶店があるがその他に人跡を感じられない場所である。
 旧仁宇布駅舎が事務所で、トロッコ王国入国の手続きを行い入国料500円を支払う。
 旧駅構内の線路上でトロッコの運転方法と終点での方向転換方法について一通り説明をう
け暫し出発まで待機する。単線の運転なので先に行ったトロッコが戻るまで待つ必要がある
 我々は無線機が着いたトロッコがあてがわれたので事務所との連絡役も勤めるようである。我々含め2台が先発し、あと2台が続行するようだ。(なかなか繁盛しているようである)
 約20キロくらいのスピードで緑の中の線路を走るのはまことに清々しい気分であるが、虫が
顔面などに激突してくるのには閉口した。途中、踏切・鉄橋等もあって鉄道旅情を楽しみなが
ら5キロほどで終点である。ここで後発の3台を待つのだか、なかなか到着せず30分近く待機
させられてしまった。この間にトロッコをジャッキアップして方向転換させ、暑さと虫の攻撃に耐
えつつ待機してやっと出発。出発地点まで戻って終わりである。
 単純な乗り物であるが、本物の線路跡上を自分で運転して走るというのはなんとも言えない
爽快感・満足感が得られるもので、末永く運転を継続してもらいたいものである。


【写真下左より、「駅構内のトロッコ」・「終点で方向転換したトロッコ」・「線路(渓流上の小橋)の風景】
 
      

  





 ◆ ミルクホール

 トロッコ王国から雄武町に向かうのであるがいったん興部町に戻って寄り道をする。
 興部の市街から車で5分くらいのレストラン・「ミルクホール」が目的である。ここは地元の農
場が経営するレストランで自家製の食材を使った料理が美味しいのだが、特筆すべきはここ
のソフトクリームである。道内では一番の味ではないかと個人的には思っている。
ここで、カレーとソフトクリームを賞味して雄武町に向かう。

  【写真左上は、「ミルクホール」の農場カレー(野菜とソーセージがいっぱい)】


 
◆ 日の出岬へ

 今日の宿は雄武町内日の出岬の高台に偉容を誇る町営「ホテル日の出岬」である。
 岬の先端部には総ガラス張りの展望台と施設の整ったキャンプ場があり、磯遊びもできる
なかなかのポイントである。
 まずは自慢の大浴場で疲れを癒し、ついでにマッサージでも受けようかと思ったが今日は先
生がお休みとのことで夕食まで部屋でゴロゴロ。テレビでつい見てしまった怪談話しに恐怖し
つつ夜が更けゆくのであった。(恐かった、、、(>_<) 
 食後、寝る前、深夜と温泉につかりまったりとする。極楽、極楽。

  【写真左下は、露天風呂。左手奥のほうに牧草地が広がっている(翌早朝撮影)】
 
 本日の宿泊先:ホテル日の出岬(雄武町)
 
 コメント:北オホーツクの温泉宿泊施設としても最も充実しているのがここである。各客室からもオホーツク海が一望のもとに見渡すことが
      できるが、大浴場からの眺めが最高である。とくに露天風呂からの景色(冬の流氷の頃はまた格別)は筆舌に尽しがたい光景。
      また、隣接する牧場の牛を眺めながら入ることができる温泉はここだけでなないか。各部屋のスペースも広めで、調度品もしっか
      りしており、並のシティーホテルをはるかに越える充実ぶりである。これで1泊2食10000円以下とは非常にありがたい。
      当地訪問の際は、是非利用されることをお薦めする。(日帰入浴可能:500円) なお、食事は普通である。
      
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