北海道・旅の記録(2001年)

2001年8月4日(土)〜13日(月)・本年第5回(通算第24回)
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◆ 第7回夏期避暑旅行

■ 8月4日(土)・第一日目  新千歳空港〜増毛〜北竜〜富良野
 7月の渡道に続いて午前3時半起床である。 4時半、自宅前より迎えのTAXIに乗り、4時台の電車のある最寄駅まで向う。 このような
早暁に来てくれるTAXI会社には頭が下がる。(運転手氏曰く、「この後は寝る」そうである。当然であろう)
 午前6時前羽田空港到着。7月と同じ0630発のANAに乗る。空港の人出も多くまた機内も満席で誠にご同慶の至りである。しかし空港
内のショップは夏休み期間中くらいは6時前には開店準備を整えていてほしいものである。
 ANA機は順調に新千歳空港到着(0800着)。天気は薄曇で、やや湿気が感じられるものの「涼しい」。 ご存知の通り、内地の7月の記
録的「猛暑」で苦しめられた身にはここちよい空気である。また、1999年、2000年8月の北海道では、内地以上の「酷暑」に苦しめられだ
けになお嬉しい。 前日から道内入りし、空港内のホテルに宿泊していた同行者(以下、「運転者氏」と記述)と合流して、早速今日のルート
検討に入る。増毛に昼前に着けるであろうか。
 運転者氏が「今日はGLAYの10万人コンサートがあるので渋滞する」との事前情報を得て
来たため、会場の「石狩新港」をパスするルート(道道46号〜江別〜R337・275〜石狩市
八幡)を経由したが、大失敗であった。午前中には渋滞が皆無だったようで迂回ルートのほう
がトラック等の交通量が多くてイライラしどうしであった。
 石狩市八幡で日本海に出て、以後順調に北上する。途中、海水浴客で大繁盛の浜益村の
セイコマート、雄冬岬で暫時立ち止まって増毛町に入る。運転者氏が今回の旅は「一日一湯」
を目標にしているというので、「岩尾温泉」に入湯する。町営の簡素な宿泊施設であるが地元
住民でそこそこ賑わっていた。このあたりは狭いトンネルが続いており、運転にも注意が必要
であるが、旅の初日から「事故」を目撃してしまった。工事中で狭くなったトンネル入口でライ
ダーが小型車と接触したらしい。ライダーはグッタリした様子で誠にお痛わしい姿であった。
 高度を増しながら進んだ道が大別苅トンネルを抜けると増毛は目前である。

 【写真は、雄冬岬「白銀の滝」】
 

 増毛での目的は鮨を食べることだけである。6月にも立ち寄った鮨店「まつくら」で昼食を摂
ることとにする。良い時間帯だけに流石に混み合っており少し待って2階の座敷に上げられ、
前回から気になっていた「生ちらし・特上」を注文する。運転者氏は事前に私が情報を吹きこん
でいたので「えび丼」を頼んだ。味はご想像の通りの美味であった。次の機会には「えび・うに
丼」に挑戦してみたいものである。
 食後は、「国稀」でお馴染みの「丸一本間酒蔵」でお土産用に2本(暑寒別美人・純米吟醸
「北のきらめき」)買込み、一路北竜に向うのであった。(お土産は富良野の知人に進呈)

 【写真は、「えび丼」(新鮮な甘海老が20匹以上投入されている優れものである)2000円也】
 
 既に時間は14時半近くになっているのに「ほろしん温泉」に寄りたい等と浮世離れしたこと
を言っている運転者氏を”一喝”して、北竜町「ひまわりの里」へ爆走する。 いまや大メジャー
観光地となっているところだが数十万本のひまわりが咲き乱れる光景に惹かれて現地到着。
 畑はいくつかの区画に分かれていて、2箇所ほどがほぼ満開である。満開現場まではトラク
ターに揺られて行くか(無論有料500円也)、徒歩である。運転者氏は日頃の不摂生がたた
って極端に歩行困難な体型となっているので、徒歩行軍を嫌がるのだがこれまた”一喝”して
坂道を登る。 ちょうど逆光で私の「貰い物デジカメ」ではかなりキツイがともかく撮影。畑を一
周すると親切にも「梯子」が数台置いてあり、その上から満開のひまわりを眺めるという趣向。
 単純であるが非常に気の効いたサービスに感心するも、何故か「ダチョウ」が畑の隣りで飼
われており、それなりに人気化していた。 運転者氏は私の目を盗んでダチョウの餌(100円)
を購入しダチョウにあげており、先を急ぎたい私を牽制しているのであった。

 【写真は、満開の「ひまわり」】
 
 ひまわりの里から道の駅「サンフラワー北竜」に立ち寄り、スタンプラリー用「スタンプ」をゲッ
トして、一路富良野に向け南下する。R38号で、赤平、芦別と旧産炭地域を走りぬけ、清里ダ
ムの湖沿いに走って富良野市内に到着。  この道は去年11月砂川在住の知人の運転で雪
の中を走ったのだが、夏もまた格別の味わいがある。やはり富良野へのアクセスは根室本線
沿いに南下するのが王道であると確認した次第である(大袈裟)。
 新空知橋を渡った後、北の峰方面に右折するのを忘れて、市内方面に進入してしまう。見る
と逆方向は大渋滞で「これはシマッタ」と後悔するが、五条大橋からチーズ工房方面に抜ける
道を思い出し、そのルートと取ると、ガラガラであっというまに本日の宿泊先、「新富良野プリン
スホテル」に到着。
 チェックインし宅送した荷物を受け取り、ニングルテラス等を冷かして部屋で暫時休息。
 バイキングの夕食後、運転者氏を残して富良野の町へ。当地の知人の皆様と歓談後ホテル
に戻ったのが午前1時前頃で、運転者氏がなかなか起きてくれず、暫く廊下に放置されたの
は致し方ないか。夏の旅の長い第一日目が終了した。

 【写真は、窓に青空と雲が写る「新富良野プリンスホテル」(撮影2000年8月)】
                                             提供:とっかり君
 
 本日の宿泊先:新富良野プリンスホテル
 
 コメント:私は、バイキングの夕食が好きです。特に玉葱の揚げたものが美味です。お部屋は「東側」に当たれば素晴らしい眺望がのぞめ
      ますが、事前に希望はできないようです。但し、客室レートの高い部屋ですと、とりあえず希望すればかなう可能性は高いです。
      わたしは、今年はハズレで通算3勝1敗です。(^_^) 朝日の昇る頃の光景などなかなかです。
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