北海道・旅の記録(2001年)
2001年3月10日(土)〜13日(火)・本年第2回(通算第21回) | |
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◆ 2001年流氷の旅 ■ 3月13日(火)・第四日目 ウトロ〜清里町〜釧路〜釧路空港 |
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天気:快晴(恐らく一冬に1回くらいの大快晴とのこと) 最終日も6時起床。 今日は朝から「流氷ウォーク」に参加するための早起きである。天気も素晴らしいが冷え込んでいる様子。 知床ではいろいろな組織・団体がアウトドア体験ツアーを運営しているが、「流氷ウォーク」もその一つで、ドライスーツに身を固 めて、流氷原の上を歩いて見ようという「野趣溢れる」試みである。(大袈裟) 通常「危険:流氷の上にのってはいけません」というところを堂々とのってしまうのが面白そうで今回参加してみることとしたので あった。 ※流氷ウォークについてはこちらへ⇒GO その後は昨日の逆ルートで釧路まで戻り帰京の予定である。 良く考えると女満別空港経由にして網走附近の流氷を見たほう が良かったかなあとも思うが、まあ良しとしよう。 |
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◆ 流氷ウォーク ホテルのロビーに7時集合。参加者3名とインストラクターの方の合計4名で車で移動。 昨日歩いた幌別橋のところで車を降りて、早速ドライスーツに身を固めるのだが、これが なかなか難しく(首を入れるのに大苦労)&吹き曝しの路上なのでセータ1枚の姿では 寒いことこの上ない状態。なんとか着こみ、海岸へ降りるため道路を横断。斜面を滑って 降りていくのが意外に恐い。(見た目よりスピードがあるので) 流氷は一面雪に覆われているので大雪原のような感じにも見える。【写真:左】 参加者は時間が早いためか、私と母娘の親子の計3名だけ。絶対にインストラクター氏 の前には出ないように指示されながら、ぼちぼち沖に向って歩いていく。青空と流氷原の 白のコントラストが非常に美しい。ところどころに流氷の盛り上がりがあって、その上にい るという実感が湧いてくる。【写真:中段・中央&右】 |
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【写真:中段・左 氷上よりウトロ温泉街方向を見る】 暫く移動しながらインストラクターのお話をうかがう。 鹿が陸地から迷い込んで流氷の 隙間に落ちこんでしまう話しや、餌を捜す鷲の話し等。ちょうど鷲が獲物を狙って流氷上に 舞い降りた痕跡があったので見に行く。【写真:左】 流氷の隙間を避けて移動して来たが、せっかくドライスーツを着ているので氷の割れ目 から海の中に入ってみる。身体は浮くのだがバランスを崩すとひっくりかえりそうである。 手袋をしていても徐々に沁みてくる海水の冷たさを感じる。 この時期は流氷が密集しているが、3月下旬頃に海面が見えてきて、その青さと流氷の 白が綺麗に見える時期がもっとも見ごたえがあるというお話であった。 1時間半ほどでまた車のところに戻り着替え、ホテルに送っていただき解散となった。 |
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◆ 帰路 部屋に戻り荷物をまとめチェックアウトし てロビーで珈琲を飲みながら帰りのバスを 待つ。(ここの珈琲は美味しい) 945に、昨日と同じメンバーを乗せたバ スは出発。あまりに良い天気なので清里 町で途中下車させてもらい、斜里岳の姿 を暫し鑑賞する。 【写真:右 清里町からの斜里岳@】 |
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清里駅前の郵便局で荷物を自宅に送る手配をした後、市街を歩いて撮影ポイントを探す。 夏にしか来た事が無い土地なので迷いながら広い平原の向こうに斜里岳が聳える地点に たどり着き、暫し撮影を行う。清里駅発1145の列車まで時間がなく戻りは焦って駅まで 走る。 風も無いので走っていると汗ばむほどの晴天である。 時間があれば町内の温泉にでも寄りたいところだが、ぐっと我慢して駅に急ぐ。駅に着く と程なく列車が到着。釧路行きの臨時快速「マイウントレイク摩周号」に乗り込む。これは リゾート列車用車両を使った快速で座席もゆったりしており、窓も大きく眺めが良い。 1357発釧路到着。市内の六花亭でお土産を仕入れた後早めに釧路空港に移動。 1720発のANA機に乗って今回の旅も終了である。 【写真:左 清里町からの斜里岳A】 |
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◆ 終わりに 2000年、2001年とも流氷のあたり年で壮大なその姿を見ることができたが、地球温暖化 の影響で流氷が見られるのもあまり長い間でも無いという話しもある。 まだ目にしたことが無い方は機会があるうちに是非ご覧になったほうが良いかと思う。 この拙い紀行文を読まれて、見に行かれる方が増えれば幸いである。 また来年も行けるのだろう? 是非いきたいものである。 【写真左: 帰路の車中にて(釧網本線快速マウントレイク摩周号)】 |
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