北海道・旅の記録(2003年/H15)

2003年2月15日(土)〜18日(火)・本年第1回(通算第30回)

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  2年ぶりの「流氷を訪ねる旅」
 
  ◆はじめに〜富良野から羅臼へ

   年の2月、ウトロで流氷に「のって」以来都合4度目の「流氷を訪ねる旅」である。過去3回は「紋別」「網走」「ウトロ」など「冬の流氷観光の表の顔」を
  訪れて来たが、今回は冬季の「羅臼」を目標に設定した。昨秋放映のTVドラマ「北の国から」の最終回「2002・遺言の撮影地として話題となっ
  たが、「冬季」の交通手段は限られる等の理由から、オフシーズンのかなり「長閑な」流氷見物が楽しめると期待しながらの旅立ちとなった。この期待は概ね裏
  切られることは無かったが、冬の羅臼観光には当初想像もしていなかった意外な一面があることに気付かされることになるのであった。
  
   いう訳で今回の旅は、羅臼まで息子・「純」を訪ねた「五郎さん」の【故事】に習うため、冬の富良野訪問から始めることとした。
      
  ■ 第一日目/2月15日(土 羽田〜新千歳空港〜札幌〜滝川〜富良野
 
  ◆新千歳空港

   9時過ぎに新千歳空港に到着。旅の初日は富良野までの移動である。この時点でどのようなルートで富良野入りするかは決めていないが、とりあえづ空港
  ビル出発フロアのお土産屋の中の函館の某洋菓子屋のコーナーに急ぐ。富良野の知人への手土産とする予定だがどうしたことか「未入荷」。入荷は10時頃
  と言われたので、あっさり空港内待機を決定。同時にJR滝川回りでの富良野行きも決定!。新千歳空港〜札幌の片道乗車券と快速エアポートのUシート券
  、札幌から滝川経由で富良野迄の往復割引の「S切符」を購入。そう明日はまたここまで戻ってくるのである。富良野から羅臼までという長丁場の移動のルー
  トとしていろいろ悩んだ結果が「新千歳から中標津までの空路移動」であったからである。
  
  
  
   札幌〜滝川
  
   南千歳から地上に出た快速の車窓からの眺めは「雪が少ない」という印象で、天気の晴天で暖かい感じが
  するほどの陽気である。ことしは流氷が多い年らしいが、この陽気がオホーツク海側でも続くと危ない。
   若干危惧を感じつつ札幌駅でいったん下車。駅ビルの外に出て3月開業のJRタワーを眺める。正直エライ
  ものを作ったという印象である。風がややあるものの予想以上に暖かい札幌駅前であった。

   早めに駅ホームに上がり滝川まで乗車する列車、稚内行・特急サロベツ待つ行列に並ぶ。待つこと15分
  ほどで入線したきた列車の人となる。90%以上程度の乗車率となった列車は定刻12:20発車、滝川まで
  は約1時間である。

  【写真左:稚内行・特急「サロベツ」入線】
          
  ◆ 滝川〜富良野

   晴天の札幌を出た列車であったが、岩見沢あたりから雪模様となり場所によっては吹雪のような車窓
  を走りる。車内は途中駅からの乗車も増えほぼ満席の盛況であるが、2列ほど前に「馬鹿」が座っており
  不愉快である。食べた弁当の入れ物やら掛け紙やら新聞やらが足元から通路側まで一面に散乱してい
  る。馬鹿本人はMDが何かを聞きながらご機嫌な様子であるが、その合間に妙な奇声を発するのが正直
  言って恐い。こういう連中を取締る法律はできないものであろうか・・・。
 
   「滝川(たきかわ)」で下車すると寒い・・・。札幌とは明かに異なる温度帯に入ったようである。私が降り
  た列車に乗遅れたお兄さんの横を通りぬけ跨線橋を渡り根室本線普通列車の乗車ホームに急ぐ。
   発車までの時間、ホームでうろうろしていると、反対側ホームにある昔ながらの洗面台を発見。「汽車」
  時代の必需品も今となってはどこか郷愁を感じさせる存在である。

   1両編成の気動車は3〜4割の乗客をのせて出発、根室本線を空知川沿いに南下し、約1時間後の
  14:39富良野到着。始めての真冬の富良野である。
 
                           【写真右:滝川駅風景・ホーロー引きの「駅名版」に「洗面台」】


  ◆ 富良野にて @
 
   早速駅前にて、地元知人の皆様・現地先乗り済みの東京方面の方等、賑やかな面々のお出迎えを受け、
  車にて暫し富良野市内を探索。新富良野プリンスホテルに知人を訪ね、この3月に富良野への移住を決めた
  某関西方面の知人宅を表敬訪問、さらに「北の国から」のロケ地を若干訪ねた後、今日の宿にチェックイン。
   その後ホテル至近の知人宅にお邪魔させていただき暫しの歓談となった。


 【写真左:雪の富良野市内を行く(北の峰・御料基線、中御料附近)】
 (※この道はR38をスルーして富良野市内と近郊を結ぶルートとしてなかなか有用である)
               
               【 写真上:「快くん」の通っていた幼稚園 】                   【 写真上:「蛍」親子の住んでいた家 】
          
  ◆ 富良野にて A
   
    知人宅より夕食兼酒宴の席に移動。管理人が富良野を訪れた際に歓迎していただける地元の皆様
   と楽しい時間を過ごすことができた。結局19時から3軒のお店を徘徊してホテルに戻ったのは午前2時
   頃であった。^^;
    いつもお世話になっているご当地の皆様、誠にありがとうございました。m(__)m





    【 写真右:夜の富良野市街 黄色く輝く街灯の光が雪に映える 】
 
   本日の宿泊先: 富良野市街 ホテル・サンフラトン

   本日のお夕食:  「千成」(「ラム・しゃぶしゃぶ」を賞味)、2軒目「一将」(お酒&おでん等・・・)、3軒目「市内某店」にて午前2時まで歓談(^_^;)  
    
     
★ご当地の知人連一押しの店「千成」。一部観光ガイドに載ってはいるが基本的に地元の方御用達の店。富良野駅からは近いが場所が説明しにくい。
     飲んで、食べて満腹になって、一人2500円程度。ボリューム・味・価格とも大満足のお店である。富良野駅前再開発でどうなるのか先行きが気に
     なるところではあるが・・・・。

    2軒目「一将」。1軒目に行ったことが無いのでいつも「飲み」「歓談」中心だが、おでん等の一品料理はなかなか侮れない。カウンターと小上がりだけの
     小さいお店だが、なかなか居心地が良い名店である。場所は通称「ヘソ歓楽街」(風景は→こちら)中程の建物の2階。

    3軒目「某店」。富良野の表情報、裏情報が集まるディープな雰囲気の酒場(謎)。あまり酒類を嗜まない当方一人では足を踏み入れ難いお店だが、
     ご当地の知人連のお導きで数回お邪魔させていただいている。こちらのマスターは富良野の
偉人のお一人。
                                                                                         最終更新2003.6.28
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