和風旅館・聖観湯
(わふうりょかん・しょうかんとう)


正面玄関より見たロビー、2階客室への階段
(フロントは左手、正面奥右手方向に大浴場)
館内は全て木造で床も綺麗に磨かれている
ため、「スリッパの用意が無い」宿である。

  
所在地 後志管内・岩内郡岩内町野束491-21

交通 札樽自動車道小樽ICより国道229号線50km
岩内ターミナル 下車タクシー10分
施設 2階建和室19室、大広間(朝食会場)、温泉大浴場、露天風呂
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コメント
(1997.8泊)(1998.8泊)
(1999.3泊)
(2002.8泊)

この宿もまた「北海道の宿」とは思えない情緒溢れる純和風温泉旅館と評価できる宿の一軒である。積丹半島の南西の入口に位置する岩内は漁業で栄え、ちょっと前までは敦賀からのフェリーも入港していた街である。その岩内の街を一望に見渡す高台にある建物は、床に至るまで素晴らしい木材を使って造られており、館内で「スリッパ」を用いない宿である。岩内の街・港を見下ろすことができる大浴場(内湯)には「檜」の浴槽にコンコンを湯が溢れている。露天風呂は内湯から若干下がった位置に設えられており、これも素晴らしい眺望である。「食」は地元の海の幸を堪能できるが、全体的に「京風会席」といったかたちでまとめられている。道内の宿の海鮮攻めに飽きてきた口にはなかなか心地よい。しかし、始めて宿泊した時のような感動がないのは、メニューにあまり進歩の兆しが見えないというところにある気がする。今回(2002.8月)は3年ぶりの宿泊だが同様の感じを受けたのはやや寂しいところである。
と言いつつも、立地・眺望・設備・湯・食事とも平均以上点なので推奨できる宿の一軒である。
(2002.8は1泊2食付18,000円税サ別で宿泊)


写真左:客室(若干散らかっていて申訳ない)、 中央:大浴場と岩内の眺望、 右:夜の大浴場(右手扉の外、階段を下ると露天風呂)
         

(2002.9.12更新)